6-2.句と節の分類表

名詞句(S、P、C、Oになる句) 不定詞の名詞的用法


動名詞
     
  形容詞句(名詞を修飾する句) 不定詞の形容詞的用法
    現在分詞・過去分詞の形容詞的用法
    前置詞句
     
  副詞句(付加語になる句) 不定詞の副詞的用法
    前置詞句
    現在分詞・過去分詞の副詞的用法
    分詞構文
     
名詞句(S、P、C、Oになる節) 従属接続詞thatで導く節
    関係代名詞whatで導く節
    疑問詞で導く節(間接疑問として)
    関係副詞で導く節(先行詞の無いもの)
     
  形容詞節(名詞を修飾する節) 関係代名詞で導く節
    関係副詞で導く節(先行詞の有るもの)
     
  副詞節(付加語になる節) 接続詞で導く節
    関係副詞で導く節(先行詞の無いもの)
    前置詞で導く節

 

英文の構成をより深く理解するために、この分類表はしっかり頭に入れていただきたい。
(分詞構文や関係副詞のように本書では触れないものもあるが)

■まとめてみよう

英文の構成は基本的に「S、V、P、C、O、付」の組み合わせで決まる7文型しかない。
ここで、それぞれの要素が単語であれば、直にそれを並べていけば良いのだが・・・。「S、V、P、C、O、付」は必ずしも単語構成とは限らない。では、それぞれの要素が語群で構成されているなら、そこをどのように表せば良いのか。
その表現方法についてまとめたのがこの分類表である。

1. まず初めに、「語群で構成されている要素の中に主語・述語関係を含むかどうか。」 を調べる。

  ⇒⇒⇒   含まなければ、含めば

2. 句なら、語群(おもに動詞を含む部分)の働きを調べる。

  ⇒⇒⇒   それが名詞になっているなら、名詞句
      不定詞の名詞的用法動名詞を使って表せば良い。
  ⇒⇒⇒   それが名詞を修飾しているなら、形容詞句
      不定詞の名詞的用法現在分詞・過去分詞の形容詞的用法前置詞句を使って表せば良い。
  ⇒⇒⇒   それが付加語になっているなら、副詞句
      不定詞の副詞的用法前置詞句現在分詞・過去分詞の副詞的用法分詞構文を使って表せば良い。

3. 節なら、主語・述語関係を含む語群の働きを調べる。

  ⇒⇒⇒   それが名詞になっているなら、名詞節
      従属接続詞thatで導くか関係代名詞whatで導くか疑問詞(間接疑問として)で導くか関係副詞(先行詞の無いもの)で導けば良い。
  ⇒⇒⇒   それが名詞を修飾しているなら、形容詞節
      関係代名詞で導くか関係副詞(先行詞の有るもの)で導けば良い。
  ⇒⇒⇒   それが付加語になっているなら、副詞節
      接続詞で導くか関係副詞(先行詞の無いもの)で導くか前置詞で導けば良い。