9.動名詞

句と節のところで述べたように、動名詞は 名詞句 を表す手段として使われる。つまり、この動名詞を使えば、動詞を名詞化(~こと,~の)することができる。基本的には、動名詞は不定詞の名詞的用法とイコールだと考えて良い。もちろん、句であるから、これらの動詞に対する主語が無いのは言うまでもない。

原型動詞 + ing

■不定詞の名詞的用法のところで挙げた例を動名詞を使い表してみよう。

例1) 私の趣味は テニスをすることです。
  S 述⇒(名詞+助動詞)⇒P

この文章の C の「テニスをすること」を動名詞を使って表すと「playing tennis」となる。

 

つまり、 playing tennis = to play tennis である。

 

ゆえに、動名詞を使ってこの文を表せば My hobby is playing tennis. となり、

 

これは不定詞を使って表した My hobby is to play tennis. とイコールである。

例2) 私は 本を読むことを 好む。 (読むのが好きだ)
  S O(直) V(完他)  

この文章のO(直)の「本を読むこと」を動名詞を使って表すと「reading books」となる。

 

つまり、 reading books = to read books である。

 

ゆえに、動名詞を使ってこの文を表せば I like reading books. となり、

 

これは不定詞を使って表した I like to read books. とイコールである。

 

このように、動名詞は不定詞の名詞的用法と置き換えられる。しかし、全てが置き換えられるわけではない。述語によって、その後ろの O(直) に不定詞しか使えない場合と動名詞しか使えない場合がある。

 

※述語動詞が、enjoy(楽しむ) excuse(許す) finish(終える) stop(やめる) practice(練習する) suggest(提案する)等の場合、O(直)には動名詞をとる。

例3) 私達は テニスをするのを 楽しんだ。
  S O(直) V(完他)
英訳 We enjoyed playing tennis.
  S V(完他) O(直)
    不定詞(to play tennis)は使わない。

※述語動詞がegree(同意する) ask(求める・頼む) decide(決める) hope(望む) tell(言う・命ずる) want(欲する)等の場合、O(直)には不定詞をとる。

 

※前置詞を含む述語の後は動名詞がくる。

 

※be fond of(~が好きだ) be interested in(~に興味を持っている) be good at(~が得意だ) などの後は動名詞をとる。

例4) 私は 本を読むことを 好む。 (前述) like = be fond of

 

英訳 I am fond of reading books.

      不定詞(to read books)は使わない。

 

※stopについてであるが、後ろに不定詞をとる時もある。
この場合のstopは「やめる」という意味の完全他動詞ではなく「立ち止る」という意味の完全自動詞である。すなわち、この不定詞は付加語になる副詞的用法である。

私達は 話すのを やめた。 ⇒⇒⇒ We stopped talking.
S O(直) V(完他)   S V(完他) O(直)
             
私達は 話すために 立ち止った。 ⇒⇒⇒ We stopped to talk.
S V(完自)   S V(完自)