11-2.過去分詞の副詞的用法

この用法は受動または完了の意味を持つ動詞が 付加語 になるときに使う。

■例を挙げてみよう

例) 彼は 友人に囲まれて 幸せそうに みえる。

S C V(不自)

この文章は述語が不完全自動詞なので S+V(不自)+C の文型で表せる。
では、この文章の 付 の内容を見てみよう。
ここには「囲まれて」という受動の意味を持つ動詞の連用形を含んでいる。そして、これが「友人に」を伴って「幸せそうに」という C の形容動詞を修飾している。
この場合も「囲まれて」に対する主語は無く、主語・述語関係は成り立っていない。
だから、過去分詞の副詞的用法を使って表せば良い。

 

したがって、

 

He looks happy surrounded by his friends. となる。
S V(不自) C  

この分詞の副詞的用法には、さらに分詞構文がある。