はじめに
私は化学を専攻した。英語を専門的に学んだことはない。だから、英語に堪能なわけでも流暢に話せるわけでもない。しかし、「英文の形」はわかる。
私がなぜ、「英文の形」について考え始めたのか。それは、中学3年生の時にもった1つの疑問に端を発している。その疑問とは、「〜です,〜である」と訳されるほうの「be動詞の解釈」である。これが理解出来ず苦しんだ。そこで悲しいかな?左脳人間の私は、とりあえずbe動詞の使ってある英文の統計的な分析を行ってみることにした。(言語である英語を理論的にとらえようとするのは不自然なのであろうが。)そして、私なりのある結論に達した。
すると、「日本人としてとらえた場合の英文の形と構成」がはっきりわかったのである。もちろん英語も日本語も言語であるのだから、その関連付けを完璧に理論解析するのが難しいのは避けられない。しかし、あえてそれを出来るだけ試みたのである。
だから、ここでは「英文のここはこういう内容だ。」ではなく、「英文のここはニッポン人としてとらえるとこう考察できる。」を述べている。つまり、私が行ったのはニッポン人としてとらえた英文法解析法なのである。
いま出版から10年の時を経て、ホームページにこの内容を書いていこうと思う。
日本人として英文を作るうえでの基礎参考書として役立てていただきたい。
これによって少しでも英文の構成が理解し易くなれば幸いである。
基本7文型をマスターする。
(述語および述語動詞の種類で確実に決まる英文の形)
【英文のつくり】
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英文は 「何が(主語)+どうした(述語)」 を先に言う。 |
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「どうした(述語)」 は必ず動詞でなければならない。 |
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述語動詞の後は、その動詞に対して必要な語や語句から順に並ぶ。 |
このような構成の英文は、どんな文でも述語および述語動詞の種類で決まる次の基本7文型のいずれかで表せる。
※英文はいわゆる基本5文型のいずれかで表せる。
しかし、日本人としてここで理解に苦しむのは、「be動詞の時のS+V+Cと不完全自動詞の時のS+V+Cを分けていないこと」そして、「完全他動詞の時のS+V+O+Cと不完全他動詞の時のS+V+O+Cを分けていないこと」にある。
これをはっきり分けて、英文は述語および述語動詞の種類でひとつひとつ確実に決まることを分類したのが「日本人のための基本7文型」である。
だから、まず「第2章.日本語の品詞について」の中の「動詞」についてしっかり理解してほしい。
これが「述語動詞の分類イコール英文の形(文型)」に直結する非常に重要な決め手になる。
【日本人のための基本7文型】
| 述語動詞の有無 |
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無 |
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be動詞を使い |
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S+V(be)+P |
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有 |
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自動詞 |
完全 |
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S+V(完自) |
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不完全 |
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S+V(不自)+C |
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他動詞 |
完全 |
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S+V(完他)+O(直) 【基本】 |
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S+V(完他)+O(間)+O(直) |
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S+V(完他)+O(直)+C |
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※【基本】以外の2つの文型も
当然基本で表せる |
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不完全 |
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S+V(不他)+O(直)+C |
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「〜を」を必要としない自動詞
「〜を」を必要とする他動詞 |
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「どのように」を必要としない完全
「どのように」を必要とする不完全 |
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S(主語)⇒名詞、代名詞しかなれない。
P(述語または述部の自立語)⇒形容詞(形容動詞を含む)または名詞、代名詞がなれる。
V(述語動詞)⇒動詞しかなれない。
O(目的語)⇒名詞、代名詞しかなれない。 O(直)が他動詞に必要な「〜を」
C(補語)⇒名詞、代名詞または形容詞(形容動詞も含む)がなれる。
※Cはこのまま使うが、私の解釈によるCは「不完全に必要な(どのように)」を指す。
付(付加語)⇒副詞または副詞的語句がなる。
付加語とは文章構成上必要ない語「いらない語」をさし、述語になる用言を修飾する副詞
(用言の連用形)および副詞的語句がなる。
これは私がこう名づけて使っているものなので、あえて英語の頭文字をとることはしない。 |
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句と節をマスターする。
英語で言う形容詞と副詞を理解し、文を構成する要素(S、P、O、C、付)が1単語でない場合の表し方(句と節)の考え方をマスターする。
英文の構成をより深く理解するために、この分類表はしっかり頭に入れていただきたい。 |